狂愛の元姫*完*




「あーおそいーっ」

「何してたんだ?」


幹部室に戻ると
もうみんなは起きていて

私達を心配していた、らしい





「…なぁ、今日行くんだろ?」


「うん」


哉汰さんは私を
心配するように見つめる




「…そうか、わかった」



ねぇ、哉汰さん
あなた知ってるんでしょ?


私が龍王を裏切っていること



いや、裏切るというよりも
利用しているだけって事を


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