紅桜の散る頃に。
屋上の出来事
「ちょっと!かなくん!?」
引っ張られて行った先は屋上だった。
「ど、どうしたのっ?」
「........」
黙って私を見るかなくんの目は真剣そのもので....
何故か鼓動が少し速くなった。
少しの間続いた沈黙を先に破ったのはかなくんだった。
「ねぇ。約束、まだ覚えてるかな」
どき....
約束....忘れるはずがない。あんなに好きだったんだ。
だけどなんだろう この感情は。
心にモヤモヤとした煙が溜まっていく
「好きだよみっちゃん 俺と付き合ってくれないかな。」
「........」
答えはもう決まっているはずなのに言葉が出てこない....
私も好き....なのかな....
「........あ、あのねっ」
がちゃっ
その時屋上のドアが開いた。
「あ、悪ぃ....邪魔っだったか....?」
その向こうには蛍がいた。
「あ...ううん...!大丈夫!戻ろっ?」
急いで蛍の背中を押して教室に戻った。
こんなこと思っちゃいけないんだけど。少しほっとした。
「なぁ、水穂。よかったのか?」
「え?何がっ?」
「........やっぱなんでもねぇ....」
引っ張られて行った先は屋上だった。
「ど、どうしたのっ?」
「........」
黙って私を見るかなくんの目は真剣そのもので....
何故か鼓動が少し速くなった。
少しの間続いた沈黙を先に破ったのはかなくんだった。
「ねぇ。約束、まだ覚えてるかな」
どき....
約束....忘れるはずがない。あんなに好きだったんだ。
だけどなんだろう この感情は。
心にモヤモヤとした煙が溜まっていく
「好きだよみっちゃん 俺と付き合ってくれないかな。」
「........」
答えはもう決まっているはずなのに言葉が出てこない....
私も好き....なのかな....
「........あ、あのねっ」
がちゃっ
その時屋上のドアが開いた。
「あ、悪ぃ....邪魔っだったか....?」
その向こうには蛍がいた。
「あ...ううん...!大丈夫!戻ろっ?」
急いで蛍の背中を押して教室に戻った。
こんなこと思っちゃいけないんだけど。少しほっとした。
「なぁ、水穂。よかったのか?」
「え?何がっ?」
「........やっぱなんでもねぇ....」