紅桜の散る頃に。
授業の終わりを告げるチャイムがなった。
私は急いで教室を出てあの教室へ向かう。
ドアに手をかけると、ガラッとドアが開いた。
自動ドア....?なわけないよね
顔をあげるとそこにはほっぺに痣と切り傷が出来ていて口元からも血が流れた蛍がいた。
「蛍っ!!」
「おー、水穂ごめんな、約束破っちまった」
「ばかっ....嘘つきっ」
いつもの様に笑う蛍を見ていたらなんだか一気に緊張がほどけてしまった。
「悪ぃ悪ぃ....」
「邪魔なんだけど。」
後ろから機嫌が悪そうな声が聞こえてきた。
「かなくんっ....」
かなくんも蛍ほどでは無かったが酷い傷を負っていた。
「大丈夫っ?酷い怪我っ....保健室行く?」
「おいおい、なんか俺と対応違くね?」
苦笑いして蛍が言った。
「もうっ今はそんな話ししなくたっていいでしょっ」
「へいへい」
「拗ねたって知らないからねっ」
そんなやりとりをしているとかなくんが行ってしまった。
「あっ、かなくんっ!!」
呼んだけど返事は返ってこなかった。
どうしよう....嫌な思いさせちゃったかな....
私は急いで教室を出てあの教室へ向かう。
ドアに手をかけると、ガラッとドアが開いた。
自動ドア....?なわけないよね
顔をあげるとそこにはほっぺに痣と切り傷が出来ていて口元からも血が流れた蛍がいた。
「蛍っ!!」
「おー、水穂ごめんな、約束破っちまった」
「ばかっ....嘘つきっ」
いつもの様に笑う蛍を見ていたらなんだか一気に緊張がほどけてしまった。
「悪ぃ悪ぃ....」
「邪魔なんだけど。」
後ろから機嫌が悪そうな声が聞こえてきた。
「かなくんっ....」
かなくんも蛍ほどでは無かったが酷い傷を負っていた。
「大丈夫っ?酷い怪我っ....保健室行く?」
「おいおい、なんか俺と対応違くね?」
苦笑いして蛍が言った。
「もうっ今はそんな話ししなくたっていいでしょっ」
「へいへい」
「拗ねたって知らないからねっ」
そんなやりとりをしているとかなくんが行ってしまった。
「あっ、かなくんっ!!」
呼んだけど返事は返ってこなかった。
どうしよう....嫌な思いさせちゃったかな....