紅桜の散る頃に。
帰り道
私はそれほど身長が低い訳ではない。

160センチで高すぎず低すぎず、だ。


だけど!こんな身長が高いやつらが両サイドに居たら低く見えるに決まってる!!

と、それはいいんだけどなんで私を挟むの!!!!!

「はぁ~」

「なに溜め息ついてんだよ、」

蛍がほっぺたをつねってきた

「いたたたっ!!!!ちょっとやめっいたいーっ」

「やめろよ、みっちゃんに触んな。」

かなくんが蛍の手を払って私の腰に手を回した。

「はぁ?お前こそ触んなよ。」

今度は蛍がかなくんの手首を掴んだ。

「ちょっ....と、とにかく!!どっかお店入ろっ?ねっ?」

私の頭の上でガン飛ばし合ってる二人を引きずってファストフード店に入った。
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