紅桜の散る頃に。
「本当はね、みっちゃんに弟が出来たなんて俺は知らなかったのにアイツは知ってるんだって思ったら離れてた間にすごく置いていかれたって感じたんだ....カッコ悪いよね」


そんな事おもってたんだ....

「そっか、ごめんね、気付いてあげられなくて。でも私かなくんとこれからも仲良くしていきたいし蛍とも上手くやっていって欲しいって思ってるよっ」

「その「仲良くしていきたい」は友達として?」

かなくんが私を見つめる。

「え....と....」

「おーい、水穂 なにしてんだよー?」

蛍がリビングかあ私を呼ぶ。

「また....」

かなくんがボソッと呟く。

「行こうか、」

「う、うん」

蛍に呼び掛けられて私たちもリビングに向かった。

友達として....か

解らないよ...

そのあと私はずっと考えが頭の中でグルグルしてた。
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