Secret
当然の如く動揺したのは私の方だった。
「あ……あの、ど……どうかしたの?」
動揺しすぎて私はカミまくってしまった。
そんな私に
「あんた、カミ過ぎじゃね?」
そう言って瑛太は破顔して見せた。
サイドと襟足は短く切り揃えられ、トップとバックはワックスで遊ばせているアッシュブラックのヘアスタイル。
シャープな顎周りに薄い唇。
綺麗な二重の瞼。
歳相応の顔のつくりは笑うと幼く見える。
爽やかな笑顔はアイドル系。
歳相応で爽やかな笑顔をみせた彼は、何かを思い出したようにその笑顔を隠し
「悪いんだけど、消しゴムかしてくんね?」
餌を欲する犬のような表情になった。
「消しゴム?」
「うん、ペンケースに入れてたと思うんだけどねぇーんだよ」
「う……うん、いいよ。はい、どうぞ」
私は自分の消しゴムを瑛太に差し出した。
「あ……あの、ど……どうかしたの?」
動揺しすぎて私はカミまくってしまった。
そんな私に
「あんた、カミ過ぎじゃね?」
そう言って瑛太は破顔して見せた。
サイドと襟足は短く切り揃えられ、トップとバックはワックスで遊ばせているアッシュブラックのヘアスタイル。
シャープな顎周りに薄い唇。
綺麗な二重の瞼。
歳相応の顔のつくりは笑うと幼く見える。
爽やかな笑顔はアイドル系。
歳相応で爽やかな笑顔をみせた彼は、何かを思い出したようにその笑顔を隠し
「悪いんだけど、消しゴムかしてくんね?」
餌を欲する犬のような表情になった。
「消しゴム?」
「うん、ペンケースに入れてたと思うんだけどねぇーんだよ」
「う……うん、いいよ。はい、どうぞ」
私は自分の消しゴムを瑛太に差し出した。