Secret
◆◆◆◆◆
北山先輩に2度目の告白をされてから3日後。
私は今までと変わらない生活を送っている。
ただ、1つだけ変わったこと言えば、北山先輩が私の前に現れなくなったことぐらい。
あの日、私ははっきりとお断りして、暴言まで吐かれたんだから当然と言えば当然のこと。
私自身は納得している事実だけど、突然姿を見せなくなった北山先輩に事情を知らないクラスメイト達は不思議そうな視線を私に投げ掛けてくる。
その視線をやり過ごしつつ、私は乃愛と一緒に過ごす時間を満喫していた。
なんとか平穏さを取り戻した頃、校内に噂が流れ始めた。
〝3年の北山先輩に彼女ができたらしい〟
最初の噂はそれだった。
その噂は私にとって本当に迷惑なものだった。
ここ最近、3年生の北山先輩がわざわざ棟の違う1年生の教室に通っていたのは周知の事実で……。
そのタイミングで噂が流れたから北山先輩の彼女は私だっていう憶測が飛び交った。
その証拠に
『三浦さんってやっぱり北山先輩とそういう関係だったんだ』とか
『北山先輩が彼氏とかマジ羨ましいんだけど』とか
『今度、先輩の友達と合コンしようって言ってくれないかな』とか
そんな言葉をクラスメイトはもちろん、名前はもちろん顔にだって見覚えのない同級生から幾度となく掛けられた。
もちろん最初は必死で否定していた私だけど、どんなに否定したところで誰も聞いてくれないから、否定することさえ馬鹿らしく思えて止めた。
その翌日にはまた新たな噂が流れ始めた。
北山先輩に2度目の告白をされてから3日後。
私は今までと変わらない生活を送っている。
ただ、1つだけ変わったこと言えば、北山先輩が私の前に現れなくなったことぐらい。
あの日、私ははっきりとお断りして、暴言まで吐かれたんだから当然と言えば当然のこと。
私自身は納得している事実だけど、突然姿を見せなくなった北山先輩に事情を知らないクラスメイト達は不思議そうな視線を私に投げ掛けてくる。
その視線をやり過ごしつつ、私は乃愛と一緒に過ごす時間を満喫していた。
なんとか平穏さを取り戻した頃、校内に噂が流れ始めた。
〝3年の北山先輩に彼女ができたらしい〟
最初の噂はそれだった。
その噂は私にとって本当に迷惑なものだった。
ここ最近、3年生の北山先輩がわざわざ棟の違う1年生の教室に通っていたのは周知の事実で……。
そのタイミングで噂が流れたから北山先輩の彼女は私だっていう憶測が飛び交った。
その証拠に
『三浦さんってやっぱり北山先輩とそういう関係だったんだ』とか
『北山先輩が彼氏とかマジ羨ましいんだけど』とか
『今度、先輩の友達と合コンしようって言ってくれないかな』とか
そんな言葉をクラスメイトはもちろん、名前はもちろん顔にだって見覚えのない同級生から幾度となく掛けられた。
もちろん最初は必死で否定していた私だけど、どんなに否定したところで誰も聞いてくれないから、否定することさえ馬鹿らしく思えて止めた。
その翌日にはまた新たな噂が流れ始めた。