意地悪な君と意地っ張りな私
「お前とはたった1日の付き合いだ。
大体好きじゃなかったら追いかけちゃだめなのか。」
しつこい真希にイライラした。
「彼女の私を優先してよ!」
もう無視して振りはらい、加藤を追う。
校舎を出ると小野寺がいた。
「おい!加藤どこ行った。」
「走って坂下りてったけど?」
急いで坂を駆け下りた。
いつも意地の張り合いをしてた加藤が
あんな顔するなんて思わなかった。
どうしても放っておけなかった