赤リボンちゃん

～？？side～




少し、憂鬱な気分を抑え。





やるべきことを…






すべき事をするため。






恐怖や怯えを心に秘めながら。






私は家を出て、森に入った。






大空から差し込む






暖かくて優しい日差しが心地よい






15年間で初めて外へ出た。






母たちから外は危険と言われ、






実際出るのは今日が初めて。








自由になった…






今日が初めて。







そんな中で初めてであった人は…







「……ちっさくね？」






と、私をまじまじと見て呟いた失礼な奴…








「黙れ、男。」








気づけばそう言い返す。






『赤リボン』こと







”赤井　千里”だったりする。