わがまま王子のご機嫌取り♡
「・・・ぅ・・・グスッ・・・。」
「もう大丈夫か?」
私は首を縦に振って『うん・・・。』と言った。龍は笑いかけてくれた。

「良し帰るかもう外暗れぇしな。」
龍の言葉で私は窓を見た。外はもう薄暗かった。
「ごめんなさい。遅くまで付き合わせてしまって。それと、ありがとうございました。」
そう言って立とうとしたら激痛が走った。そうだった足首捻ってた事を忘れていた。でも無理して立とうとしたら、ふわっと身体が浮いた。
「ちょ、降ろして下さい!重いから!」
「優良は足首捻ってんのに歩けっか!しかも優良が重い?逆に軽過ぎんだよ!もう良いから黙ってろよ。」
そう言うと唇に軽くキスされた。
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