わがまま王子のご機嫌取り♡
あの後は、龍が『早く教室行った方が良いんじゃないの?』と言った事で私は思い出した。 

「……あ!この後教室で何かあったんだった!」

私が思いきり叫んでしまった。気付いたらもう遅かった。周りの人達はケラケラ笑っていた。『……やってしまった。私は…』
そう思った私の肩を優しく叩いた人が居た。

「まぁまぁ。そんな所も面白いね。後、これからお前の教室まで行ってやるよ。」

それは、龍が言ってくれた。本当に龍は優しい人だ。改めて思った瞬間だった。
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