真実の元姫。
「私は海龍の元姫。てことは噂にあった最低の元姫。そんな元姫が全国No.1の王月の姫になったらどーなると思う?」
周りから王月が悪く言われちゃうかもしれない。
あんな最低な元姫を姫にするなんて…って。
「でも、王月はそんなの気にしないと思うけど。」
確かに、王月はなんとでもないような顔をするだろう。
けど、周りの族の中には
王月を尊敬している族だってあるはず。
だから、悪い噂だらけの私なんかが王月の仲間になったら
尊敬から一気に軽蔑に変わるかもしれない。
「王月は最高の族だよ!だから…私はもう逃げない。私が本当のことを証明して悪い噂なんか消す。」
消して、消して、すべて消したら
「その時は、胸を張って王月の仲間になりたい!」