真実の元姫。
その目は人には向けちゃいけないの。
言葉以上にダメージが強いから。
「「はっ」」
と我に返ったように目がいつものみんなに戻った。
よかった。
でも私の心はもう、持ちそうにないや。
「早く、俺たちの前から消えろ。」
ズキンッ
「二度と瑠奈に関わるな。」
ズキンッ
「さよなら。」
ズキンッ
「最低女。」
ズキンッ
「み、みんなぁ!言い過ぎだよぉっ!」
庇うフリをして、勝ち誇った顔で瑠奈ちゃんは笑った。