真実の元姫。
いろいろ、されてるのに。
それでも千秋ちゃんは海龍を悪くは言わないんだね。
「俺が入った時からあそこはああだったんだ。立場とか関係なくみんな仲が良かった。」
「いい場所だね。ほとんどの人達は過去とかなさそうだった。けど、あるよね?圭には。」
いつも鈍感なのに、
こうゆうことだけ鋭いんだね。
「なんでそー思うの?」
「目が、違うんだよ。あ、悪い意味じゃなくてね?なんか他のみんなより目がキラキラしてるの。本当に心から救われた目をしてるの。」
キラキラしてる…か。
「でも、要は今抱えてるよね。過去じゃなく今も。って言った方が正しいかな?」
「千秋ちゃんは、なんでそんなにわかっちゃうの?」
「なんでかな…。」