真実の元姫。

いろいろ、されてるのに。

それでも千秋ちゃんは海龍を悪くは言わないんだね。

「俺が入った時からあそこはああだったんだ。立場とか関係なくみんな仲が良かった。」

「いい場所だね。ほとんどの人達は過去とかなさそうだった。けど、あるよね?圭には。」

いつも鈍感なのに、

こうゆうことだけ鋭いんだね。

「なんでそー思うの?」

「目が、違うんだよ。あ、悪い意味じゃなくてね?なんか他のみんなより目がキラキラしてるの。本当に心から救われた目をしてるの。」

キラキラしてる…か。

「でも、要は今抱えてるよね。過去じゃなく今も。って言った方が正しいかな?」

「千秋ちゃんは、なんでそんなにわかっちゃうの?」

「なんでかな…。」

< 186 / 447 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop