真実の元姫。
これでも時期社長なんだけどね。
年は20歳。
なぜか私をすごく溺愛している。
まったく迷惑なはなしだ。
「友達に送ってもらったから大丈夫。」
「…そっか。よかったな。」
優しく微笑んで頭を撫でる雪兄。
「うん!」
なんだかんだで、雪兄には全部話してる。
海龍のことも。
まぁ、海龍に殴り込みに行こうとしたときはちょっと…いや相当大変だったけど。
「また、ちゃんと話すから。」
「おう。で、もう殴ってきていい?海龍。」
「ダメに決まってるでしょ。」
まったく。雪兄は。