真実の元姫。
「ちぇっ。」
「私ね、今日友達の過去を聞いたの。なんだかすこし私と似てた。」
「そっか。千秋も話すのか?」
「ううん。まだ。海龍とのことが解決して、仲間になったら話すつもり。」
「そうか。そいつらも族なんだな。」
少ししか話してないのに、なんでわかるんだろう。
不思議だな。
「まぁ、千秋のしたいようにすればいいよ。俺はお前の味方だ。」
知ってるよ。
あの時、その言葉がどれだけ私を救ってくれたことか。
「ありがとう。雪兄。おやすみ!」
その日は疲れて、
すぐに寝た。