真実の元姫。
「大好きだ。」
離れた瞬間、そう言って笑った雅也くんは
眩しいくらいにかっこよかった。
本当の君は、
ただただ真っ直ぐに、
私を愛してくれた、
純粋な人だったんだね。
「てかさ、俺ら弾当たってねーからな?掠っただけだから。」
「だから別に警察行かなくていいから。」
「とりあえず千秋から離れろよ。」
雪兄、要、彰人。
「お前らっ…お人好しめ。」
コラコラ。そーゆーこというと
「んだとコラァ!?掠っただけでも痛ぇんだからな!?」
「やっぱ警察行ってこい。そしてでてくるな!」
「だから早く離れろ。千秋から。」
うん。こうなるよね。
てかさっきから彰人だけちょっとズレてる気がする。