真実の元姫。
なんでかはわからないけど。
とりあえず、
雅也くんはものすごいスピードで私から離れていった。
「「あいつ…潰す。」」
とかいう野蛮な声が聞こえた気がしたけど気にしない。
「とりあえず、今日はやめときなさいな。早く帰ろ。」
それでもみんなは怒りが収まらないらしい。
けど、
これでやっと、
終わったんだ。
グラッ
その瞬間、身体に力が入らなくなって
ドサッ
私はその場に倒れた。
いろんな声が聞こえた気がしたけど、
何もわからなくて、意識を手放した。