真実の元姫。

雅也side

俺のせいだ。

今までずっと、千秋を苦しめてきたから。

もう身体が悲鳴をあげてたんだ。

「千秋!千秋!」

どうして

どうして俺は好きな奴をこんなになるまで追い詰めたんだよ。

どうして他の愛し方が、できなかったんだよ。

あの時、キッパリ諦めていれば千秋はこんなにならなかったのに。

ごめん。千秋。

ごめんな。

「ごめんっ…」

千秋。

こんなこと言う資格なんてないかもしれないけど。

俺はお前を救うためならなんだってする。

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