真実の元姫。
過去
ぱちっ
ここは…病院?
体が重い。
なんとかして起き上がると
「…っ!?」
手を握って寝ているマミちゃん。
座りながら寝ている
彰人、楓、要、新がいた。
みんな…ずっと、ついててくれたんだね。
ありがとう。
ありがとう。
ドサドサドサッ
病室の入り口からいろんなものが落ちる音がした。
「「ち…千秋(ちゃん)!!!」」
と大きな声で私を呼ぶ、真と海斗。
「えっ…千秋?…っ!千秋!」
「っ!!!千秋!?」
「ん〜…っ!?千秋!」
「やっと目が覚めたんだな!!」
寝ていたはずのみんなも目を覚ました。
ぎゅっ
マミちゃんの手を握る力が強くなった。