真実の元姫。
「やっと…目が覚めたんだねっ…うっ…」
大粒の涙を流すマミちゃん。
「うん。みんなのおかげだよ。ありがとう。」
「うっ…ひっ…うわ〜ん…」
思いっきり抱きついてくるマミちゃん。
他のみんなは医者を呼んだり、
倉庫のみんなや、雪兄に連絡をとっていた。
話によると、倒れてから一週間も経ったらしい。
軽い検査の結果、すぐ退院できることになった。
病室に戻ると
「「千秋!」」
ぎゅっ
叔父さんと叔母さんに強く強く、抱きしめられた。
私の存在を確かめるように。
「話は全部聞いた。」
「まったく、無茶ばっかりして。」
「ご…ごめん」
「生きててくれて、よかった。」
「おかえり。千秋。」
じわっ