真実の元姫。

視界が一気に歪む。

「ただい…ま…っ…うわーんっ…」

子供みたいに泣いてる私に

みんなは少し、慌ててる。

でもそれを見ると余計に涙が出てきて。

私はやっと、帰ってこれたんだと実感した。

20分後

ようやく泣き止んだ私。

「はぁ…ぐすっ」

「ほれ、お茶。」

雪兄が冷たいお茶をくれる

グビッグビッ

「プハー!」

「「オッサンか。」」

うお!

久しぶりのみんなからのツッコミ。

「…千秋。」

真っ直ぐに私を見つめてくる、彰人。

「ごめん。」

「「ごめん。」」

彰人に続けて楓や真や光や晃が謝り、頭を下げる。

「俺たちは、最低なことをした。」

「お前のことを、裏切った。」

「お前のことを、信じなかった。」

「お前のSOSに対して、手を差し伸べることもしなかった。」

「本当にごめん。」

みんな…

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