真実の元姫。
「ごめっ…なさっ…」
「黙れ。」
いろんなところを蹴られて
いろんなところを殴られる。
痛いよ。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
だれか、助けてっ。
お願いだから、お母さんを
この人を止めて。
「死ね。」
もう…だめ…
「千秋!」
ぐいっ
ぎゅうっ
「っ!雪…くん?なんでここに君がいるの?」
一瞬で表情とかが変わったお母さん。
「千秋は俺たちと住むんです。もう貴方とは関係ないんです。」
「雪兄っ…」
「何言ってるの?私はこの子の親よ?関係ないはずないでしょう?」
「親?よく言う。夫が死んだからって全部を千秋のせいにして、3年間DVをして2年間も子供をほったらかしにしたくせに。」