真実の元姫。

「じゃあ、バイバーイ!」

「うん!また来るね!」

ガラガラガラッーピシャッー

本当は、明日退院できるんだけどね。

ごめんね。

叔父さんに電話をかける。

「もしもし。叔父さん。私、お母さんに会いに行きたいんだ。だから…どこにいるのか教えて?」

「大丈夫なのか?あの女は、お前のことっ」

「大丈夫…かどうかはわからない。けどね、夢でお父さんに言われたの。お母さんをよろしくなって。それに、私もお母さんも前に進まなくちゃいけないの。」

「わかった。あとで場所を連絡する。けど体調が万全になってから行けよ?そして何かされそうになったら全力で逃げろ。わかったな?」

「うん。わかった。ありがとう!」

ピッ

ふぅー。

ピコンッ

早っ!さすが叔父さん!

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