真実の元姫。
バイバイ。お母さん。
「帰ろう。私たちの家へ。」
「「おう!」」
「「あぁ!」」
「「うん!」」
ただいま。みんな。
ぽろっ
お父さん。
お母さんとちゃんと話せたよ。
ちゃんと分かり合えたよ。
「千秋…本当によかったのか?あの人は変わったから…もし千秋が残りたいって言っても…俺は反対はしなかったけど。」
と雪兄に聞かれる。
「うん…大丈夫だよっ…」
私もお母さんもきっと大丈夫。
親子だもん。
今流してる涙もきっと、
前へ進むためのもの。
きっと、無駄じゃないと思うから。