真実の元姫。
「では、告白をどうぞ。」
そう言って司会者の人からマイクを渡される。
「私ね、すっごく悩んだんだ。好きとかよくわからなくて、仲間だとしか見てなくて。」
すっごくすっごく悩んだんだ。
私は、誰が好きなんだろうって。
「そして。わかったの。誰のことが好きか。」
いつも支えてくれて。
私を救ってくれて。
大丈夫と言ってくれた。
仲間になれと誘ってくれた。
絶望していた私に笑いかけてくれた。
いつも、私のことを考えてくれた。
私は
本当に救われたんだ。