真実の元姫。

「では、告白をどうぞ。」

そう言って司会者の人からマイクを渡される。

「私ね、すっごく悩んだんだ。好きとかよくわからなくて、仲間だとしか見てなくて。」

すっごくすっごく悩んだんだ。

私は、誰が好きなんだろうって。

「そして。わかったの。誰のことが好きか。」

いつも支えてくれて。

私を救ってくれて。

大丈夫と言ってくれた。

仲間になれと誘ってくれた。

絶望していた私に笑いかけてくれた。

いつも、私のことを考えてくれた。

私は

本当に救われたんだ。

< 441 / 447 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop