真実の元姫。

耐えられなかった。

みんなの目が冷えきっていた。

私を見る目が、あの目になりかけてた。

あの日、みんなが初めて私に向けた。

私の大嫌いな目に。

まるで汚い物を見るような目。

すごく冷たくて。

人を否定し拒絶する目。

ドクンッ

ドクンッ

「はっ…はっ…」

やばい。

息がしずらい。

「っ!千秋!?しっかりしろ!」

要。なんで…ここに?

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