真実の元姫。

そう頭では分かってるのに。

なのにやっぱり私は弱くって涙がどんどん溢れてきて

ずっと走り続けて気づいたら屋上へ来ていた。

バカだよね。

あの日もう来ないと決めた場所なのに。

「うっ…ふぇっ…うわーんっ」

でももう、ここ以外思いつかなかったの。

どうか今だけ思いっきり泣かせて下さい。













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