スマイル 〜約束した君へ〜
「……私の担当、鳥居センセイって言うんだけど…そのセンセイが言ってたの…。そうしないと、命の保証ができないんだって…」
がっくり…とうな垂れる頭。
その瞳の先に写ってるのは、勢いよく噴き出した水。
「……ココにいるとね……体の調子が良くなるような気がするの……。だから、ホントは出歩いちゃいけないのに、つい来たくなって……」
重い足を引きずるように、ここに来ては噴水を眺めてたらしい。
「……まりんちゃん達にはヒミツにしといて…誰にも知られたくないの……」
泣きそうな顔がこっちを向いた。
「…オレには知られてもいいのか…?」
かなりなショックを隠したまま聞いた。
「…うん……そうや君には…ウソをつきたくないから……」
目の奥が潤む。
その瞳を見てると、こっちまで何か込み上げてきそうだった。
「だから…他の人にはナイショにして…。ダイゴ君にも誰にも、話しちゃヤダよ…」
「…話さねぇよ!そんなの…」
兄貴と同じく、腎臓一つになろうとしてるヤツを、裏切る訳ねぇじゃんか。
「……良かった…ありがとう……」
少しだけ笑った。
寂しそうな顔だけど、やっぱ笑顔は可愛かった。
「…ハルナ……オレ……」
告りかけて、慌てて口閉じた。
今、コイツに告ったら、きっと拒否られる……
そんな気がしたから…。
「手術…無事済むこと祈っとく!だから、1日も早く学校来れるようになれよ!お前、夏服着るの、楽しみにしてたんだろ!」
がっくり…とうな垂れる頭。
その瞳の先に写ってるのは、勢いよく噴き出した水。
「……ココにいるとね……体の調子が良くなるような気がするの……。だから、ホントは出歩いちゃいけないのに、つい来たくなって……」
重い足を引きずるように、ここに来ては噴水を眺めてたらしい。
「……まりんちゃん達にはヒミツにしといて…誰にも知られたくないの……」
泣きそうな顔がこっちを向いた。
「…オレには知られてもいいのか…?」
かなりなショックを隠したまま聞いた。
「…うん……そうや君には…ウソをつきたくないから……」
目の奥が潤む。
その瞳を見てると、こっちまで何か込み上げてきそうだった。
「だから…他の人にはナイショにして…。ダイゴ君にも誰にも、話しちゃヤダよ…」
「…話さねぇよ!そんなの…」
兄貴と同じく、腎臓一つになろうとしてるヤツを、裏切る訳ねぇじゃんか。
「……良かった…ありがとう……」
少しだけ笑った。
寂しそうな顔だけど、やっぱ笑顔は可愛かった。
「…ハルナ……オレ……」
告りかけて、慌てて口閉じた。
今、コイツに告ったら、きっと拒否られる……
そんな気がしたから…。
「手術…無事済むこと祈っとく!だから、1日も早く学校来れるようになれよ!お前、夏服着るの、楽しみにしてたんだろ!」