スマイル 〜約束した君へ〜
特にコイツは…って言葉を呑み込む。
意識の中から外したい存在。
でも、こんな近くにいるとそれもできねぇ。
「いいじゃないか!ハルナちゃんカワイーぞ!」
なっ⁉︎…ってウインク。誰に向かってやってんだ。
「知るか!」
(オレの好みじゃねぇ!……オレの好みは……)
「……あっ!穂波センパイ!」
ダイゴの大声にドキッとする。
「ダイゴ君!ソウヤ君!」
ソプラノの声。
肌のキレイな白い鳥が、こっちを見て笑った。
「またヨロシク〜!」
「こっちこそ〜!」
合言葉のように声を掛け合ってすり抜ける。
ちらっと見たオレと目が合って、先輩はニッコリ微笑んだ。
ドキーン!
胸に鳴り響く音。
それをなんとかセーブしながら整列。
頭の中にはセンパイの顔。
耳に残ってるのはセンパイの声。
(ヤベェ…オレ、マジ好きだ…)
これまでは、部活の合同練習以外、センパイと会うことは殆どなかった。
片思いと言っても、憧れのような存在だったし、話ができるだけでラッキーな感じだった。
けど、高等部の制服を着たセンパイを見たら、やたら眩しくて直視できなかった。
おまけにあのキレイな顔でニッコリとかされると、余計にマズい。
オリエンテーションの説明なんて耳に入ってこねぇくらい、頭の中がセンパイのことで一杯になってる。
ばかじゃねぇのか…って思うくらい、好きでたまらねぇ……。
意識の中から外したい存在。
でも、こんな近くにいるとそれもできねぇ。
「いいじゃないか!ハルナちゃんカワイーぞ!」
なっ⁉︎…ってウインク。誰に向かってやってんだ。
「知るか!」
(オレの好みじゃねぇ!……オレの好みは……)
「……あっ!穂波センパイ!」
ダイゴの大声にドキッとする。
「ダイゴ君!ソウヤ君!」
ソプラノの声。
肌のキレイな白い鳥が、こっちを見て笑った。
「またヨロシク〜!」
「こっちこそ〜!」
合言葉のように声を掛け合ってすり抜ける。
ちらっと見たオレと目が合って、先輩はニッコリ微笑んだ。
ドキーン!
胸に鳴り響く音。
それをなんとかセーブしながら整列。
頭の中にはセンパイの顔。
耳に残ってるのはセンパイの声。
(ヤベェ…オレ、マジ好きだ…)
これまでは、部活の合同練習以外、センパイと会うことは殆どなかった。
片思いと言っても、憧れのような存在だったし、話ができるだけでラッキーな感じだった。
けど、高等部の制服を着たセンパイを見たら、やたら眩しくて直視できなかった。
おまけにあのキレイな顔でニッコリとかされると、余計にマズい。
オリエンテーションの説明なんて耳に入ってこねぇくらい、頭の中がセンパイのことで一杯になってる。
ばかじゃねぇのか…って思うくらい、好きでたまらねぇ……。