格差恋愛
「ねー、彩織。廊下騒がしくない?」
「確かに…。なんだろ?」

『『きゃー!日和くんだ!』』
日和くん?え?あの?

騒がれながら教室に入ってきたのは
日中韓で大人気のグループmysteryのメンバーで
ダンスマシーンと言われるほどダンスが上手い
垣谷日和。
私が練習生している事務所の先輩。

彩織と私の姿を見つけ近付いてきた日和くん。
「お前らも同じクラスなの?」
「そうみたいね。まさか日和くんと同じ学校なんて」
「芸能学校行くと思ってたのに」
普通の学校に芸能人きたら生徒が騒いで
大変になるのに。

「あー。なんかメンバー達が芸能学校はやめとけって。他の芸能人と嫌でも絡まないといけないからってさ。だから事務所から近いここにしたって訳。」
確かに今までmysteryのメンバーで芸能学校通ってて、熱愛って報道されてる人いたな…。
大人気のグループだからいろいろ大変なんだろうなぁ。

「おい、麻祐華、今日入学だけだろ?」
「うん。のはずだけど。」
「どうせお前ら昼飯食ったらレッスンだろ?」
「彩織もあたしもそおだね。」
「ならさ、昼飯食いに行こーぜ」
「彩織がいいならあたしはいいけど。」
「あたしもいいよー」
周りの女の子たちの目がちょっと怖いけど
事務所の先輩の誘いは断れない。
「その代わり日和くんの奢りねー!」
冗談で言ってみると…
「まー、俺が誘ってるし今日はいいよ」
『やったー!ご馳走様です!』

入学式の最中には、
日和くんの注目もだけど、
あたしのお母さんも注目をあびていた。
(なんで女優の愛未がいるの?)
(誰かの親ってこと?)
(え?誰誰?)

こそこそ話が聞こえる中、あたし、彩織、日和くんは
笑いを堪えるのでいっぱいいっぱい。

教室にもどり、話を聞いて、解散。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop