ありがとう。大好きでした。
ねえ、神様。...嘘でしょ?
だって澤菜君、こんなに元気じゃん。
死んじゃうとか、嘘だよね?
もう、3ヶ月ぐらいしか生きられないってことだよ?
ありえない...。
できれば信じたくない。
...信じたくないけど...。
これは、紛れもない本当の話。
いつの間にか、目から涙がこぼれる。
「さわ...なくん...。」
「砂本...。大丈夫だよ。俺、頑張るって約束したんだから...。
泣くなよ砂本っ!...俺まで泣きたくなる。」
涙で霞んだ視界には確かに、涙目の澤菜君がいる。
このまま、消えてなくなっちゃいそうで怖いよ...。
お願い、いなくならないで...。