孤独の一匹狼


――――キンコーンカーンコーン


あ!チャイム!


春陽、起こすのに時間かかるから早く起こさないとな


あたしは参考書とノートを片付ける


蘭「春陽!起きて!!時間だよ」


あたしは図書室でもあるから少し声を抑えて春陽を起こす


春「…ん」


春陽はダルそうに体を起こす


蘭「おはよ。ごめんね、起こして」


あたしは気持ちよく寝てた春陽に謝った


まだ寝たりないだろうな


春「ん、大丈夫」


春陽は目を擦りながら言う


絶対大丈夫ではないだろう


今にも寝そうなぐらいコクリコクリと首が揺れている


蘭「どうする春陽?4限始まるけどここでまだ寝てる?」


春「蘭は?」


蘭「あたし?あたしは交換学生として来てるしサボるわけにはいかないから出るよ?」


春「じゃ、あたしも出る」


そう言って春陽は立ち上がる


蘭「眠いならここで寝ててもいいんだよ?」


春「蘭一人で行かせたら、一時間ずっと迷ってる…
そっちのほうが心配」


それは、、、ありえなくもない


あたしは方向音痴であるからね…


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