孤独の一匹狼


男は怖くて体が固まってしまった


そのため、蘭の肩の上に手は置いたままだった


春「離せと言ったはずだ」


――――ヒュッ


春陽はそう言って回し蹴りを喰らわせた


男は綺麗にぶっ飛んでいった


蘭「ヒャッ」


春陽の回し蹴りの風圧によって転びそうになった


?「おっと」


転びそうになったところを誰かが助けてくれた


?「大丈夫?」


顔を上げるとこれはまたイケメンさんが目の前にいたのだ


蘭「あ、すみません」


あたしは慌ててその人から離れた


春「ってめ、今蘭に触ったな」


春陽がゆらりと揺れたかと思うとあたしを助けてくれたイケメンさんに向かって回し蹴りを放った


――――ヒュッ
――――パシンッ


イケメンさんの顔目の前で春陽の回し蹴りは止められた


え?


あの春陽の攻撃を止めた??

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