孤独の一匹狼
蘭「春陽、今日はもう帰ろうか」
あたしは春陽に言った
春「え?」
春陽は驚いたような顔をしている
蘭「今日はずっと春陽といるね」
あたしは春陽に微笑んだ
春「蘭、、、ありがとう」
春陽はぎこちなくあたしに微笑んだ
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あたしと春陽は少しして、空き教室を後にした
そして、教室ではなく念のためロッカーに入れた鞄を持って帰路についた
もちろん、誰にも見つからないようにだ
こんな弱々しい春陽を見られたくないのもあった
それと同時に、この状態で不良や暴走族やあの白狼に出会ってしまえば春陽が完全に暴走してしまう
完全に暴走してしまうといくらあたしが止められるからといっても完全に暴走は止められない
止められない可能性が高い
それはなんとしても避けたい
春陽を二度と暴走させるわけにはいかないのだ
あの人との約束のために、、、