孤独の一匹狼


蘭「んっ…」


朝?


あたしは、視界がはっきりしないので目をパチパチさせる


視界がはっきりする頃に、何かに包み込まれている暖かさを感じる


横を見ると、春陽があたしのお腹に抱き着きながら眠っている姿が目に入った


またこれか…


春陽はあたしと眠ると朝にはいつもこうやって巻き付いて眠っている


春陽曰く、これが落ち着くらしい


よくわかんないけど


あ!


朝ごはんの準備しないとだ


春陽にも食べさせないと!!


春陽は基本、学校行くギリギリまで寝てるからご飯を食べて来ない


美音さんが仕事で帰って来ない次の日は食べないけど、美音さんがいるときは持って行かせてるみたいだから大丈夫だけど今日はいない


だから、あたしが食べさせないと


あたしは、春陽を起こさないように腕を外した


そして、布団を春陽にかけなおしあたしは部屋を出た

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