長期戦の末、君を落とします。
時様さんじょー
そんなこんなで席替えから
一週間たち、私と天城くんは普通に喋れるようになった。










三時間目、授業が終わり休み時間。


廊下がいつも以上に騒がしい。
なんだろう?


「雫。いる?」



ドアに立っているのは、、、、
時様だ。





「時様っ!!どうしたの?」


時様、、、、



西院 時 (さいいん とき)


3年生。容姿端麗、才色兼備。

私のお母さんは社長秘書。
その社長の息子だから様づけ。
本人は私の様づけとか敬語が嫌らしい。
だから、この間敬語をやめたばかり。
様づけは一応、形だけの礼儀としてやりなさいってお母さんに言われたから、様づけは多分一生かな。



時「うん、あのさ。今日親父と麻弥さん、夜遅くなるってさ。」

麻弥さん、とは私のお母さんだ。


雫「えーーじゃあ、時様家来るの??」


時「うん。夜ご飯は、オムライスね?」

雫「しょーがないなぁ。時様、鍵いつもんとこにあるからね!じゃ、また後で!」


< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop