死神の花嫁
「やっと、追い付いたなぁ?」
男の声にハッと振り返る。
小刀を持った三人の男がシャロンを
囲むように見下ろしていた。
「…い、や」
「んな、怖がるなよ」
「そうそう。良い事しようぜ」
男達は震えるシャロンの顎に手を掛けた。
「さ、わらないでっ!!」
振り上げた手は呆気なく拘束され、
一人の男がシャロンに馬乗りになった。
「こんな上珠、久々だ。」
耳に掛かる息、
シャロンは体を強張らせた。
視界は歪み、抵抗すら許されない。
「その顔、好きだぜ?」
ニヤニヤ笑うその男。