シークレットガール!【完】
口喧嘩をしながら、仲良し登校。
会話は途切れることなく、学校に到着。
「…あたし、保健室行くから」
カナちゃんにラブコールしにいくの。なんちゃって。
「はぁ!?俺も行く」
「来なくていいし」
「お前、だって「一回くらい、大丈夫だし。そこまで、あたしなんかに付き添わなくていいよ。優季のやりたいこと、減っちゃうじゃん」
「……………」
「……んじゃ、行くね。2限目からは出るから」
それだけ言い残して、保健室に向かった。
一回くらい、大丈夫。
そんな油断が命取り。
「ンブッ、」
保健室の手前。
保健室の隣の教室である『第二会議室』。
そこから、手が延びてきて、それがあたしを中に引きずり込んだ。
おーまいがー。
まさかの校内で監禁事件が起こる予感です。