シークレットガール!【完】


***


「どこで勉強するー?」


スマホで時間を確認すると5時30分。


6時30分までには帰らなきゃ優季クンのお説教2時間コースにご案内だから、少し余裕を持って帰りたい。


ここから家まで電車で2駅。


ということは6時00分にはお別れをしなきゃいけないというわけで。



「ゲーセン行きましょ」



「ねー美沙ちゃん君バカなのー?俺、どこで勉強するかって聞いてんのよー?」


「あたし、あと30分で帰らなきゃいけないのー。だから遊ぼって言ってんの。お分かり?はるるん」


「あと30分とか初耳なんですけどー」


「そりゃ初めて行ったからしょうがないでしょ?それくらい分かって」


「いや、エスパーじゃないから無理」


「いや、はるるんは変態星のヘンターイ星人でしょ。君なら行けるよ」


「ねぇ。志貴どうしよ、この子」


「ほっとけ。おい、俺アイス食べたいから行くぞ」


何‼?


アイス、だと…‼?


「あたしも行っきまーす‼レッツアイス、レリゴーアイス!」


「「……………………」」



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