シークレットガール!【完】
歩くこと5分。
アイスクリーム屋さんに到着。
「志貴先輩志貴先輩、何食べますか?あたし的にはバニラとチョコを二人で頼んで一口ずつ交換したいです」
「2つを一人で食べとけ」
はい、ツン頂きましたー。
と言っても、デレなんて貰ったことないけれども。
志貴先輩は99.9%ツンですけどね?
「美沙ちゃん、そんなベタなのしたいのー?俺とやるー?」
「結構です遠慮します辞退します」
なんではるるんとしなきゃならないのだ。
やだよ。間接キスしたら、変態菌が移る。
「美沙ちゃん照れ屋さんだねー」
あんたがポジティブなだけね。
ここ重要だから。
嫌われてるんじゃなくて、照れてるとか勘違いですから。
「それにしてもアイスが好きなんですね、先輩。意外です」
「……るせぇよ」
と彼はそっぽを向く。
きゅん。
え、何それ。
むっちゃ可愛いんですけど。
実は甘党、とか?
何それギャップ萌えですギャップ萌え。