シークレットガール!【完】
もしもし、警察ですが。
❰はるるん×美沙ちゃん❱
*電話中*
「美沙ちゃーん。俺、美沙ちゃん不足で死にそうーー」
「へぇ。お葬式は行ってあげるから安心して」
「安心させるとこ、そこ‼?」
「もう、はるるん煩い。今何時だと思ってんの。隣の部屋で優季が宿題してるんだから。はるるんと電話してるのバレたら、お説教フルコースなんだからね」
「…………(なんで、橋本クンがいるんだし)」
「早く。はるるん用件ぷりーず。もう日にちが変わりそうです」
「だーかーらー、美沙ちゃん不足で死にそうなんですーーー」
「……………(めんどくさっ)」
「用件言いました。迅速に対処してください」
「スマホの電話アプリを開きます。
そして、スマホを縦に5回降って、マイムマイムをスマホと踊って、11とダイヤルを押してから、5秒間で『倉條さんが好きすぎて辛すぎる』と呟きながらゴキブリの絵を描いて、0のダイヤルを押して掛けます。
すると、あらま不思議。24時間対応の美沙ちゃんコールセンターに繋がりますので、そちらで美沙ちゃん不足を解消してください」
「うん。掛けてくるねー。ありがとー、美沙ちゃん」
「…え、…ちょっ、え‼?…っ、待ってはるるん!!」
──fin.
美沙ちゃんコールセンターには、用がない限りかけないようにしてください。
宇月からのお願いです。