シークレットガール!【完】
事の発端
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ザーザーザー。ザーザーザーザーザーザーザーザーザー。
降り止まないよ降り止まないじゃん、どうなってんだよ、お天気さん。
季節は巡り巡って、季節の狭間。
春と夏の間の梅雨の時期になりました。
いや、間って言うより、もう夏だよね。
梅雨は初夏って言われてるもんね。
最近は雨ばっかり。
じめじめしていて、とにかく一言言わせて。
何この天気。
いじめ?これって神様からの試練?
って聞きたいほど気持ち悪い天気。
優季曰く、季節の変わり目は体調を崩しやすいらしい。
うん、どうでもいいね。そんなこと。
「優季弱すぎー」
「お前が強すぎんだろっクソッ」
「こらこら、口調が汚くなってるよー」
「知るか。もう一回だもう一回しろ」
「はいはーい」
梅雨半ば。
6月半ば。少し下旬寄り。
天気は三日連続の雨。
湿度は高め。
夏が近づいてきた今日この頃。
あたしは、優季の家でゲームをしております。