紅桜連合に咲いた華②
麗太くんは驚いてた。


多分私が泣いたコト。
無我夢中に言ったコト。


「悪かった。だから、泣くなよ。」


「愁生と私が付き合うことについて

気に食わないんでしょ!?」




「ちげぇよ!!!」



え?


どう言うこと?



「愁生に寄ってくる女は顔なんだよ。
心配だった。


しかもお前は、亮太と付き合ってた。

あの二人は双子だから。
似てるから俺は顔で選んだのかよって。


でも違ったんだな。


すまない。」




私に頭を下げた。



ソレを見た瞬間、涙が止まった。





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