美女と獅龍

赤い芽


「君が柊 来羅ちゃんだね⁇」

「……はい⁇」

1日が終わり、校門を出てしばらくした少し人気のない道で私は知らない男の人に声をかけられた。

「悪いけど、俺も命令されてんだ。
少し、眠っていてくれないかな⁇」

口元にハンカチみたいなものを当てられた。

……意識がだんだんと遠ざかっていく。

睡眠薬でも、入ってたのかな⁇

目が覚めた時、私は薄汚い場所にいた。
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