美女と獅龍
私は彼が通っていた学校に転校しようと思い、こと学校に来た。
けれど、私の1つ年上だった彼は高校を卒業してしまっていて、会うことはできなかった。
会いたくて会いたくて、でも会えなくて……。
寂しい、寂しいの。
私は嗚咽を漏らしながら泣いていた。
その声は外にまで聞こえていたみたいで、
「ごめん……俺 悪いことした⁇
そもそも、俺と喋りたくないよね……お母さんに瑞姫ちゃんのお世話頼むから……ごめん。
とりあえず、お母さんにご飯持ってきてもらうように言っておくね。」