美女と獅龍

「麗夜の所為で今日は嫌な目に遭ったのかしら。

そうなら、ごめんなさいね。
今、麗夜はお兄ちゃんとお父さんから こってり脂を絞られているわ。

反省しているはずだから、許してあげてくれたなら……私も嬉しいわ。」

薄ら微笑みながら言った麗夜君のお母さん。

「違うんです……悪いのは私で、麗夜君には助けてもらった身で……。

なのに、麗夜君のことを避けたりしてしまっていて……謝りたいです、許してくれないだろうとは思いますが……そんなことわかっていても、謝りたいです。」
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