美女と獅龍

「じゃあ、蓮君に聞きたいこと 聞きまーす。

ずばり、クラス委員長の仕事とは⁇」

「授業開始時に号令をかける、LHRの進行。」

進行とか、嫌なんだよね。
あーいうの、ってさ クラスの人気者とか そういう人望厚い人じゃないと上手くいかないじゃん。

俺は、そういうの 一切ないから。
進行とか、下手なんだよね。

……まぁ、三神に任せればいいか。

「よし、じゃあ、次。
生徒会は何するの⁇あと、活動はどれくらいの頻度⁇」

「文化祭・体育祭とかの運営とか。
一言で言うと、先生のパシリ。

活動は……、まぁ そういうイベントとかの前。
それ以外は週一くらいの頻度なんじゃね⁇」

アバウトだなー。

「何⁇お前、クラス委員になったのか⁇」

「そうそう、押し付けられちゃって。」

携帯をイジってて 会話に入ってなかった透哉が、会話に入ってきた。

「テキトーに断ればいいのに。」

「蓮君に指名されたの、仕方ないでしょ。」

透哉は蓮君の方をチラリと見た。

「何か不満でも⁇」

蓮君がすこーしだけ御立腹気味。

「いえ、何も。」
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