美女と獅龍
元々、その人のこと 傷つけてばっかだったから、今更 どんな顔して会ったらいいのか分からない。」
「それでも、麗夜君はその人が好きなんでしょ⁇」
翼さんの手が止まる。
「……そりゃあ、好きだよ。
今までで好きになった誰よりも好きかもしれない。
でも、だからこそ⁇ 俺の所為で傷ついてほしくないんだよ。
今までも俺の所為で傷つけたりしてきたのに、これ以上とか……そんなことできないよ。」
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