美女と獅龍

「俺だったら……傷つけてしまった分だけ その人を愛するかなー⁇」

翼さんの手が再び動いた。

「その人、俺のこと怖がってるんだ。
だから、側に居るのもダメな気がして……。」

「麗夜君の優しいところは、良いところだと思う。

けど、優しすぎるのは問題あるんじゃない⁇」

「うん、気をつける。」

「また、何かあったら言っておいで。
いつでも 話聞くから。」

「ありがとう。」

鏡越しの翼さんに礼を言った。
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